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宗教間対話シンポジウム「信仰と災禍―その不条理を問う」@慶応義塾大学、7月7日

昨年の当懇談会主催のシンポジウムには大きく方にお越しいただき、ありがとうございました。
本年も昨年に引き続き宗教間対話のためのシンポジウムを開催いたします。
昨年は言わば宗教間対話についてのシンポジウムでしたが、
本年は、まさに宗教間対話そのものをシンポジウムにおいて行おうと思います。
私どもでは特定の信仰を持つ方のみならず、
宗教やスピリチュアリティに関心のある一般の方に多数お越しいただきたいと思っております。
宗派を超えた、真の意味での宗教性・スピリチュアリティとはなにか。
それを追求することが個人の心の深まりと社会の平和と発展に寄与するものと思っております。

日本宗教ネットワーク懇談会主催
シリーズ「いま、なぜ宗教間対話なのか」

第二回シンポジウム
「信仰と災禍―その不条理を問う」

日時 2012年7月7日(土)13時30分〜17時30分(13時開場)
場所 慶応義塾大学三田キャンパス南館地下4階ディスタンスラーニング室

趣旨文

 人類史において、宗教が大きな意味を持ち役割を果たしてきたことは、誰も否定できないだろう。とはいえ、宗教は少なからずその超越的でときに熱狂的な性格から、紛争や葛藤の原因となることも少なくなかった。こうした諸問題を解決するために、異なった宗教と宗教との間で対話や論争や交流が行なわれてきたことは広く知られている。
 しかし、これまで互いの信仰の内容に深く踏み込んだ対話がじっさいに行なわれてきたのだろうか。超越的存在の有無、神の固有の名前の違い、多様な神話、あるいは、個々の宗教の誕生した時代や社会・文化の違いなど、さまざまな「壁」がたちはだかり、宗教間の対話はじつに困難をきわめてきた。

 宗教が、教えや実践の内容により踏み込んだ対話をすることは不可能なのだろうか。互いに理解しあうことはできないのか。日本宗教ネットワーク懇談会主催による討議の場、シリーズ「いま、なぜ宗教間対話なのか」では、宗教間対話の重要性とその可能性や限界性を明らかにし、宗教間対話に貢献することを目的としている。

 宗教間対話の可能性と限界性の議論を行った第一回目を承けて、今回のシンポジウムでは、「信仰と災禍—その不条理を問う」と題して、宗教の異なるパネラーによる宗教間対話そのものを行う。
 このテーマはどの宗教者にとっても非常に厳しい問いであるが、自らの信仰に基づき、教団の見解ではなく個人として主体的に発言していただけるパネラーにお集まりいただいた。
 また、非信仰者にとってもたいへん興味が持たれるテーマであるので、宗教間対話の裾野を広げる内容にもなるだろう。
 シンポジウムといっても、通常の形式ではなく、ラウンドテーブル形式で、各パネラーにリアルな宗教間対話をその場で実践していただき、会場の参加者をも巻き込んだ開かれた対話の場を創出したい。

 宗教間対話を深化させようとする我々のこうした対話の実践が、宗教性そのものを深め、宗教間の対立や葛藤を克服し、広く世界平和に貢献することを切に希望するものである。
 ご関心をお持ちの方々の多数のご参加、ご協力をお願いしたい。

日本宗教ネットワーク懇談会

入場無料(先着180名、E-mail: kashio@flet.keio.ac.jp までお申し込み下さい。懇親会ご参加希望も合わせてお知らせください。〆切、6月25日)

プログラム
13時30分〜13時35分 開会の辞
 赤川恵一(立正佼成会)
13時35分〜13時55分  第一部
 発題「宗教間対話の課題と展望―第一回シンポジウムを承けて」
 報告者 樫尾直樹(慶應義塾大学)
13時55分〜14時   休憩
14時〜16時 第二部
 ラウンドテーブル「信仰と災禍―その不条理を問う」
 司 会  本山一博(玉光神社権宮司)
 対話者  高柳正裕(学仏道場回光舎舎主/真宗大谷派僧侶)
      千勝良朗(千勝神社宮司)
      本田哲郎(カトリック・フランシスコ会神父)
      渡辺順一(金光教羽曳野教会長)
      ワンギーサ(日本テーラワーダ仏教協会比丘)
16時〜16時15分 休憩
16時15分〜17時30分 第三部
 全体討議
 司会 小林正弥(千葉大学)
 総括 峯岸正典(宗教間対話研究所所長/曹洞宗長楽寺住職)

懇親会
日時:18時〜20時
場所:慶應義塾大学三田キャンパス南校舎4階・ザ・カフェテリア
会費:3000円

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